FXで資産運用を始めよう!初心者でもFXで確実に資産運用するための方法をご紹介。

具体的な運用プラン

具体的な運用プラン

 さて、資産運用向けのトレード手法、
 「トラリピ」を紹介させていただきましたが、
 こちらのページでは、
 具体的にどの通貨を選択し、
 どの程度の値幅にトラップを仕掛け、
 どの程度のレバレッジで臨むのがよいのか…


 管理人の実践に基づき、
 おすすめのトラリピ運用プランをご紹介します。


 トラリピ始めたいけど、なかなか自分では
 細かいことを決められない…

 という方は、こちらのページを参考にしてください。


 まずは、口座を開設してから!
 という方は、こちらからどうぞ!
 



 トラリピの概要をまだ読まれていない方は、
 前のページ「資産運用の為のFX活用術」からご覧ください。

運用利率目標は?

 さて、一番初めに、「FXで資産運用」という
 観点がぶれないように、目標利率を決めます。


 トラリピを使って、
 強制ロスカットのリスクを極限まで抑えて運用を行う場合、
 目標とする運用利率はずばり、
 「年利+10%」です。


 証拠金が100万円なら、1年間で10万円のプラスを狙います。


 そんなもんか、と思うでしょうか?
 既にFX取引をしたことがある人なら、そう思うかもしれません。


 しかし、考えてみてください。


 ここで目指すのは投機的取引ではなく、
 あくまでも「資産運用」です。


 年間10%の運用率の金融商品が日本に他にあるでしょうか?
 それほど利率の高い商品は、おそらく見つからないでしょう。

 年利+10%で運用できれば、
 単利計算でも、10年で資産が倍になります。
 また、複利運用するのであれば、長期間運用すればするほど、
 加速度的に原資を増加させることができます。

トラリピおすすめ通貨は?

 管理人が推奨する、
 トラリピにおすすめの通貨ペアと注文種別ですが、
 これは何といっても、
 「豪ドル/円」の「ロング」
 です!


 理由として、

  1. 値動きが激しい
  2. 比較的低コスト
  3. 圧倒的に高金利
  4. オーストラリアの情勢が安定的

 が挙げられます。

値動きの激しい通貨がおすすめ

 まず1.についてですが、
 トラリピは相場が上がって下がってを繰り返すことで、
 利益を積み上げることができます。

 なので、激しく相場が上下する特性を持つ豪ドルは、
 トラリピに最適と言えます。

低コストの通貨がおすすめ

 続いて2.ですが、
 値動きだけで言えばポンドやユーロも激しいです。


 しかし、豪ドルはそれらに比べると低コスト。


 ひとつのポジションを取るのに、
 証拠金が少なくて済むので、その分、
 ポジションの数を増やせる、もしくは、
 レバレッジを抑えられるという利点があります。

金利の高い通貨がおすすめ

 そして3.について、豪ドルは他の先進国通貨と比べて、
 圧倒的に高金利です。


 ロングでトラリピを実践する場合、
 トラップの中で長期間約定しないポジションがあっても、
 スワップポイントで日々利益を作り出せます。


 長期運用には豪ドルのロングはもってこいです。

情勢が良い国の通貨がおすすめ

 オーストラリア自体の経済状態は、欧米諸国に比べると、
 現在、非常に安定的です。


 豪ドルという通貨は、代表的なリスク資産であるため、
 その時々の世界経済の情勢によって激しく上下しますが、
 国自体が安定しているので、長期的には、
 安心して保有できる通貨であると考えられます。

トラップ値幅と利益設定は?

 トラリピは相場に対して、
 一定の値幅で複数のトラップ(イフダン注文)を設置し、
 それが繰り返し約定するのを待つ取引です。


 では、そのトラップはいくらくらいの間隔で
 設置しておけばいいかと言うと、管理人は、
 「50銭間隔」
 をおすすめします。
 そして、各トラップの利益設定として、
 「50pips(50銭分の値幅の意)」
 を推奨します。


 豪ドルは値動きが激しいので、
 動くときは1日100pips(1円分の値幅の意)くらい、
 簡単に動きます。


 そうなると、資金効率の観点からは、
 あまり狭い利益設定にするよりも、
 50pipsくらいに設定したほうが、
 効率よく利益を積み重ねられます。


 逆にこれ以上間隔を広げたり利益設定を大きくすると、
 なかなか新規のトラップが注文されなかったり、
 既存トラップが決済されなくなってしまいます。

想定するレンジは?

 50銭間隔でトラップを置くのは分かったけど、
 じゃあ実際どれくらいの数のトラップを、
 何円から何円の間に設置すればいいのでしょうか。


 管理人がおすすめするのは、
 87円~74円の値幅です。


 こちらの表をご覧下さい。(クリックして拡大)
直近約2年間の豪ドル/円のレート推移

 こちらの豪ドルレートの推移を見て分かるとおり
 豪ドルはここ2年間くらい、
 上は89円程度、下は74円程度での
 レンジ相場を形成しています。


 この過去の実績を考慮して、
 81円を中心とする高値89円、安値74円の値動きを、
 今後の豪ドル/円の想定レンジとします。


 想定レンジの上限ギリギリまでトラップを設定するのは
 発生したトラップが約定しないリスクがあるので、
 想定レンジ上限に少しバッファを取り、
 87円~74円のレンジにトラップを仕掛けるのがおすすめです。
 その場合、トラップの設置本数は26本です。


 証拠金が少なかったり、
 各トラップの規模を少し大きくしたい場合は、
 83円~77円のレンジに設定するのがいいかと思います。
 この場合は、トラップ設置本数は12本となります。


 ※こちらは全て2012年8月現在の状況を想定しています。

レバレッジ設定は?

 前のページで触れましたが、トラリピでの長期運用では、
 損切り注文の設定を推奨しません。
 そのため、資産管理による強制ロスカットリスクの抑制は、
 徹底して行わなければなりません。 


 じゃあ、上の条件において、 
 レバレッジはどの程度にするのがよいのでしょうか。


 過去の豪ドル/円の相場を見てみましょう。(クリックして拡大)

FX誕生以降の豪ドル/円のレート推移


 上値は最高時で約105円、下値は最低時、約55円です。


 過去の歴史上、55円までは値下がりした実績がある、
 ということは、損切りを設定しない以上、
 最悪、そこまでの下落リスクは考慮しなければならない、
 ということです。


 すべてのトラップが発注された場合の、
 ポジションの平均価格を80.5円と考えると、
 レバレッジを2倍に設定した場合、
 約50%の下落に耐えることができるので、
 仮に50円を下回っても、強制ロスカットにはなりません。
  ※正確には東京15時ロスカット水準で、
   44円までの下落に耐えられます。


 この設定だと、仮に100年に一度と言われた
 リーマン・ショックが再来し、
 豪ドルが過去最安値に並んだとしても、
 強制ロスカットを回避することができます。


 上記の考え方より、推奨するレバレッジは、
 2倍!


 可能ならばさらに抑えるのが望ましいです。

トラリピモデルケース

 それでは、上記の条件を満たした場合の、
 トラリピのモデルケースを見てみましょう。


  • 通貨ペア  :豪ドル/円
  • 注文種別  :ロング
  • トラップ値幅:0.5円
  • 利益設定  :50pips

◆トラップ一本毎の価格設定(各トラップ利益額)
 ■ 証拠金 200万円の場合
  ・想定レンジ 87円~74円の場合:2,000通貨(1,000円)
  ・想定レンジ 83円~77円の場合:4,000通貨(2,000円)

 ■ 証拠金 100万円の場合
  ・想定レンジ 87円~74円の場合:1,000通貨(500円)
  ・想定レンジ 83円~77円の場合:2,000通貨(1,000円)

 ■ 証拠金 50万円の場合
  ・想定レンジ 87円~74円の場合:-
  ・想定レンジ 83円~77円の場合:1,000通貨(500円)


 証拠金50万円の想定レンジ87~74円の場合、
 トラップ一本毎の価格設定がブランク(-)になっています。

 これはどういうことかと言うと、
 M2Jの豪ドルの最低取引額は1,000通貨なので、
 1,000通貨で26本のトラップを仕掛けた場合、
 レバレッジが4倍を超えてしまいます。
 よって、当該のプランは推奨しません、ということです。


 FX口座の平均入金額は30万円程度と言われいますので、
 それと比べると上記のプランは、証拠金が高額で
 敷居が高いように見えるかもしれません。

 しかし、これはあくまでも資産を長期で運用することを
 目的としたプランです。
 証拠金を失うことを覚悟での短期取引は想定していません。
 トラリピを使った資産運用では、最低でも
 1,000通貨のポジションを複数保有することになるので、
 どうしてもある程度の原資が必要になります。


 安定的且つ効率的にトラリピで収益を上げていくために、
 管理人としては、
 証拠金100万円くらいからのスタートを推奨します。
 
 実際、管理人も100万円からスタートしました。
 参考までに、現在の管理人の運用プランを紹介します。


  • 証拠金:700万円
  • 取引通貨:豪ドル/円 ロング
  • 想定レンジ:83円~75円
  • トラップ本数:16本
  • トラップ価格:1万通貨
  • トラップ値幅:50銭
  • 一本あたりの利益設定:5,000円
  • レバレッジ:1.8倍

 こちらのプランで、
 年利10%ペースの利益を順調に確保しています。


 証拠金が少ない場合は、想定レンジを狭めるか、
 NZD/円など、高金利通貨で豪ドルよりも
 さらに低価格の通貨で取引することを検討するなど、
 工夫をしてレバレッジを抑えることが必要です。


 うーん、今の自分の資金力じゃ、トラリピ難しそう…
 という方は、短期取引で成果を出しやすい手法を、
 「トレードテクニック」のページでこっそり紹介します。

実行するにあたっての留意点

「実損」と「含み損」を区別して考える

 さて、基本的に「トラリピを活用した長期資産運用」では
 損切りは設定しないということをお伝えしましたが、
 そうなると、どこかで確実に「含み損」が膨れ上がる
 タイミングが訪れます。


 そうなると、取引ページには赤字の評価額がどんどん積み上がり、
 気分的には「最悪だー」という感じになると思いますが、
 前述のとおり、トラリピ資産運用は、
 想定するレンジ相場内で、発生し得る含み損に耐えることのできる
 証拠金管理が必須です。


 なので、一時的に含み損が膨れ上がったとしても、
 証拠金管理さえしっかりできていれば、
 落ち込んだり焦ったりする必要はありません。


 トラリピはレンジの中に複数トラップを仕掛けるので、
 一時的に含み損が発生するのは想定の範囲内です。


 また、高金利通貨のトラリピなら、含み損が出ている間も
 スワップによる利益が積み上がっていきますから、
 気長に待つことがとても大事です。


 あくまでも、ここで推奨するのは「長期運用」です。
 一年、二年、…十年後に、順調に資産を増やすための方法です。


 それ故に、
 口座預け金を失ってスワップすら受け取れない「実損」と、
 利確のためのステップとも考えられる「含み損」とは、
 区別して考えなくてはなりません。


 「強制ロスカットを避け、実損を出さないこと。」
 何度もお伝えするとおり、これが最も重要です。

最悪の場合を想定しておく

 さて、強制ロスカットを避けるべく、
 資金管理を徹底することが重要なのは上記のとおりですが、
 もし仮に、リーマン・ショックを上回る経済危機が起こったら?
 そのような場合も一応想定し、対策を考えておくべきです。


 今後、懸念される世界経済のリスクは、
 以下のようなものがあります。

  • 米国経済・債務不履行懸念
  • 欧州危機・ユーロ崩壊懸念
  • 中国経済・ハードランディング懸念

 挙げればきりがないですが、
 現在の一番の懸念事項は、
 米国議会のねじれに伴う
 米国デフォルト懸念です。
 実際に発生すれば、
 リーマン・ショックを上回る事態が発生することは、
 想像に難しくありません。
  
 また、
 ギリシャ・スペイン・キプロス等の債務問題に伴う、
 ユーロ不安も根強く残っています。


 豪ドルは代表的リスク資産であるため、
 上記のような世界経済の動向に大きく左右されます。


 仮に、上に挙げたような経済危機が発生した場合、
 どのように対処するのがいいでしょうか。


 理想的なのは、いざという時に
 追加できる証拠金を前もって用意しておくことです。


 トラリピの運用で出た利益によって
 証拠金を積み増ししてレバレッジを徐々に下げていく、
 という考え方でもいいでしょう。


 また、経済動向が不安定になりそうな兆候があれば、
 発注されていないトラップをキャンセルして、
 ポジションの合計額を小さくし、レバレッジを下げて
 経済情勢が安定するのを待つ、というのも有効です。


 考え得る最悪のケースを想定し、
 その対応策を用意しておくことで、
 普段から相場の動きに対して余計な心配をしなくて済みます。


 ただ、いざ危機が発生した際に対策が後手にならないよう、
 世界経済情勢の大きな流れはチェックしておく習慣を
 つけることがとても大切です。


 こちらのサイトでも、
 「気になる市場動向」を発信していきますので、
 ぜひ、ブックマークして活用してください!

資産運用は自動車のようなもの

 さて、管理人・MIYAが推奨する、
 トラリピ運用プランをご紹介してきましたが、
 どのような感想を持たれたでしょうか。


 「年利10%目標じゃ物足りない!」
 もしくは、
 「100万円も証拠金を預けるのは不安だな…」


 いろんな感想があると思います。


 資産運用は自動車のようなものだと言われることがありますが、
 MIYAは正にそのとおりだと思います。


 たとえば、自動車に乗って、ある地点から
 100キロ先の目的地に行く場合、
 

  • スピード重視・速度超過の暴走運転で目的地を目指す
  • 安全重視・法定速度でのんびり目的地を目指す
  • 事故が怖いから、歩いていく

 といった選択肢が考えられます。


 速度超過の暴走運転なら、確かにあっという間に
 目的地に到着するかもしれないですが、
 それまでに高確率で事故を起こすか、警察に捕まるでしょう。


 また、自動車という便利な道具があるというのに、
 100キロも先の目的地まで、事故が怖いから歩いていこう…
 という人は、あんまりいませんよね。


 この中では、安全運転で目的地を目指すのが、
 ベストチョイスと言えます。


 資産運用も同じです。


 リスク超過の運用をすれば、
 一瞬で大きな利益を手に入れることもできますが、
 高確率で失敗します。


 また、損失を怖がり資産運用に着手しなければ、
 資産を増やすことはできません。


 効果的な資産運用の方法を知っているのは、
 自動車という便利な道具を持っているのと同じです。

 安全に運用することに気を配れば、
 ちゃんと資産を増やすことは、難しくないのです。


 さて、あなたはどの選択肢を選びますか?


 トラリピを始める方は、こちらから!


 次のメニューでは、実際にFXトレードをスタートさせるために
 役立つ情報をお伝えします!


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