FXで資産運用を始めよう!初心者でもFXで確実に資産運用するための方法をご紹介。

FXとは?

FXとは?

FXの意味

 FXとは、「外国為替証拠金取引」のことを言います。
 
 …漢字で書いてもよく分かりませんね。。

 平たく言うとFXとは、
 「外国の通貨を売り買いする取引をすること」です。
 
 FXを始めるためのステップとしては、

1. FX会社に口座を開設
2. 取引を行うための資金を入金
3. インターネット上で取引を開始する

 というのが最も一般的です。

FXで儲かったり損したりする仕組み

 FXが外貨の売り買いだというのは分かったけど、
 何でそれで儲かったり損したりするの?
 という疑問について説明します。

為替レートの差額による損益

 FXでは、主に為替レートの差額によって
 損益が発生します。

 円高、円安という言葉は耳にしたことありますよね?

 アメリカの通貨であるドルと、日本の円の関係について
 例を挙げて説明します。


 世界各国の通貨の他国通貨に対する価値は、
 通貨同士の売り買いによって、
 24時間、常に変動しています。

 かの有名なリーマン・ショック以前、
 円のドルに対する価値は1ドル120円程度でした。
 
 2012年8月時点の円は、1ドル80円程度になりました。

 前は1ドルと交換するのに120円必要だったのに、
 4年後は、80円あれば1ドルと交換できるようになった、
 ということです。

 これは、つまりリーマンショックの前と後で、
 ドルに対して円の価値が高くなった、と言えます。
 これが「円高」です。


 逆に、もし1ドル150円になったとしたら、
 80円で交換できる1ドルが150円出さないと貰えなくなる、
 ということになります。

 ドルに対する円の価値が下がったので、
 その分たくさん円を払わないとドルに換えられないわけです。
 これが「円安」です。


 さて、もしもこれが10万円、100万円単位の話だったとしたら…


 今、ある日本人投資家が、1ドル=80円で、
 80万円を1万ドルと交換したとします。
 
 そのうち為替レートが変動し、
 1ドル=160円になったとします。

 その時に、彼が持っている1万ドルを、
 再び円と交換したとすると、
 もともと80万円と交換した1万ドルが、
 160万円になって戻ってきた、
 ということになりますね。

 彼は、この取引で80万円の利益を出すことができたわけです。

 もちろん、仮に1ドル=80円が、
 1ドル=40円になってしまったとしたら、
 1万ドルを日本円に再度交換しても40万円しか貰えないので、
 彼は40万の損を被ることになります。


 これが、為替レートの差額による損益発生の仕組みです。

金利差による損益

 FXには、為替レートの差額による損益以外に、
 各国通過の金利差による損益発生の仕組みがあります。


 スワップポイント(スワップ)と呼ばれるものです。


 現在、日本は超低金利ですが、
 世界には金利の高い通貨もあります。

 低金利の日本円で高金利の通貨を買うことで、
 金利の差分を利益として受けとることができるのです。


 高金利で有名な通貨に
 オーストラリアドル(豪ドル、AUDと表記)があります。


 現在の豪ドルの金利は2.5%です。
 (2013年10月現在)


 FX取引において、日本円で豪ドルを買うと、
 金利の差分をスワップとして受けとることがてきます。


 スワップの設定額はFXの会社によって様々ですが、
 現在は大体、1万通貨(現在レートで約90万円分の豪ドル)あたり
 1日約70円前後が一般的です。

 仮に日本円で普通に貯金したと考えると、
 ''90万円の貯金で、
 一日70円=一年で約2.5万円の利息''
 が付くのと同じです。

 これってすごいですよね!?
 現在の日本の金利ではありえない事態です。
 FXを利用すれば、そんな外国の高金利通貨の恩恵にも、
 国内にいながら簡単にあやかることができるのです。


 このスワップもFXの大きな魅力のひとつです。


 ただし、スワップには、
 気をつけなくてはならない落とし穴があります。


 FXでは、円で外貨を買うだけでなく、
 先に売っておいて、安くなったら買い戻すことで利益を出す、
 という取引方法もあります。
 (後ほど詳しく説明します。)
 その場合、金利の差分をスワップとして、
 逆に支払わなくてはいけなくなってしまいます。

 豪ドルなど高金利の通貨での取引で、
 先に売って後で買い戻す手法をとる場合は、
 スワップによる損失に注意しなければなりません。

実際の取引について

取引開始までの流れ

 それでは、実際に取引を開始するための
 一連の流れを紹介します。


 冒頭で少し触れましたが、
 FX取引を開始するには、FX会社に取引用の口座
 (取引資金を入金したり、利益を受け取ったりするための口座)
 を開設する必要があります。


 口座の開設には通常、審査が必要です。
 審査の手順は会社により様々ですが、
 本人確認書を用意できれば、
 審査で引っかかることはほとんどないでしょう。


 無事に審査が通るようであれば、約1週間程度で、
 開設されたFX口座の口座情報と、
 インターネットの取引用のページに入るための
 ログインID、パスワードなどの情報が
 あわせて送られてきます。

 それが確認でき次第、
 指定の口座に取引のための資金(証拠金)を入金し、
 ネットで取引用の専用ページにアクセス、ログインし、
 いざ取引開始! となります。
 (詳細は「FX口座を開設しよう!」のページをご覧ください。)

「買い」と「売り」

 前段で述べたとおり、FXでは外貨を買って、
 その外貨の価値が上がったときに売ることで、利益を出します。
 外貨の買いから入る取引を、ロングと言います。

 また、外貨を先に売っておいて、
 価値が下がったときに買い戻す取引方法もあります。
 このように売りから入る取引を、ショートと言います。
 ※なんで持ってもいない外貨を売ることができるのか?
  不思議に感じますよね。
  こちらで簡単に説明しております。ご参照ください。


 FXでは、取引用のインターネットページにおいて、
 ドルやユーロ、ポンド、豪ドルなど、様々な通貨を選択し、
 円に対し価値が上昇すると予想すればロング、
 下がると予想すればショートの注文を出し、利益を狙います。
 (FXにおいてロング、またはショートの注文を出し、
 利益を確定していない状態のことを、ポジションと呼びます。
 また、ポジションの利益または損失を確定させるための売買注文を、
 決済注文と呼びます。)


 実際に注文を出す手順については、
 利用するFX会社によって様々なので、
 実際に口座に入金して取引を開始する前に、
 各FX会社が提供している,
 無料のデモトレード(取引の疑似体験)で、
 取引画面に慣れておくことを強くおすすめします。

「証拠金」と「レバレッジ」

 FXで外貨を売り買いするのに必要な資金が「証拠金」です。


 FXは証拠金取引ですので、実際に自分のお金で、
 直接外貨を売ったり買ったりしているわけではありません。
 
 FX口座に入金した資金で損失がカバーできる範囲で、
 FX会社に外貨の売買取引を依頼しているのです。
 
 つまり、証拠金とは「損失が出たときの担保」と同じです。

 相場が予想どおりに動き、利益が出ている時はいいですが、
 もしも予想に反して損失が出た時は、
 証拠金で損失分を支払ってね、ということです。


 また、自分のお金で外貨の売買を行うわけではない故に、
 実際の資金よりも大きい金額の外貨取引が行えるのも、
 FXの特徴です。

 自己資金より大きな外貨取引を行うことを、
 「レバレッジをかける」と表現します。

 これによって、少ない資金で大きな利益を狙うことができます。
 (2012年8月時点、国内FX取引業者での取引においては、
 最大で自己資金の25倍の金額の取引が可能です。)

避けるべき事態「強制ロスカット」

 上述のとおり、FXは証拠金で損失を担保できる範囲内で、
 取引を行うことができます。

 逆に言うと、損失が証拠金で担保できるギリギリの額に到達したと
 判断された場合、負債額が投資家の支払い能力を超えてしまう前に、
 損失を限定させるためFX会社が強制的にポジションの決済を行います。

 これこそFXで最も避けるべき事態、
 強制ロスカットです。


 分かりやすく簡単な例を挙げて説明します。


 今、証拠金10万円で、為替レート1ドル90円で、
 1万通貨(90万円分のドル)の
 ロング(買い)のポジションを持っているとします。

 さて、この場合レートが1円上下すると、
 いくらの損益が発生するでしょうか。


 1ドルが91円になると、90万円分のドルが
 91万円の価値になります。
 
 つまり、1万通貨のロングポジションを保有している場合、
 レートが1円上がると、1万円の利益がでることになります。


 同じように、レートが1円下がると1万円の損失となります。


 ただし、このポジションの損益は、
 決済の注文を出すまで確定していません。
 (確定していない損益のことを、含み益、
 もしくは含み損と言います。)


 このケースの場合、含み損が10万円未満のうち、
 つまりドルのレートが80円に届かないうちは、
 損を確定させずに、再びドル円のレートが上がるのを
 待つこともできますし、
 仮に高金利通貨のロングポジションであれば、
 ポジションを決済するまでは
 スワップを受け取り続けることができます。

 しかし、レートが下がり続け80円に到達し、
 含み損が10万円に達してしまうと、
 その時点でFX会社により強制的に決済が行われ、
 証拠金10万円は損失の補てんに充てられてしまいます。

 ※ここでは分かりやすくお伝えするため説明を簡略化していますが、
  強制ロスカットには「ロスカット水準」というものがあり、
  厳密には含み損が証拠金と同額になる手前に施行されます。
  また、ロスカット水準はFX会社によって異なります。
  ロスカットについて詳しくはこちらをご参照ください。


 この強制ロスカットこそ、FXにおける最悪の展開であり、
 そのような事態に陥らないよう、
 しっかりと資金管理を行うことが、最も重要となります。

各市場と取引時間帯

 24時間、世界中で取引されているのが、外国為替市場です。


 FXをやっていると、東京市場、ロンドン市場、NY市場、
 という言葉が頻繁に出てくると思います。

 この三つの市場は、FXで最も大きい市場とされていますが、
 どこかに取引所が設けられているわけではありません。
 前述のように、FX取引はそのほとんどが
 インターネット上での取引となりますので、
 市場とは、その時間帯によって取引が活発になる地域を指します。

  • 東京市場:8時~17時
  • ロンドン市場:17時~2時
  • NY市場:22時~5時

 上記の時間帯で、それぞれ東京、ロンドン、NYでの取引が
 活発に行われます。


 ロンドン市場とNY市場が同時に動く、
 日本時間23時~の時間帯が、FX市場が最も激しく変動する
 時間帯とされています。


 また、FXでは基本的に24時間取引可能ですが、
 土日は市場がお休みになりますので、取引できなくなります。


 いかがでしたでしょうか!?
 長くなりましたが、FXの概要については以上になります。
 FXというツールを活用した資産運用については、
 次のメニュー以降で詳しく解説していきます!
 
 引き続きご覧ください!


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